CubePDF 1.0.0RC12

CubePDF 1.0.0RC12 をリリースしました。このバージョンでは大幅な修正を実施しました。

CubePDF メイン画面の UI 見直し

CubePDF メイン画面

CubePDF 1.0.0RC12 では、メイン画面の UI に関して全体的な見直しを行いました。まず、メイン画面のタイトルバーに、印刷時に指定された「ドキュメント名」を表示するように修正しました。CubePDF 1.0.0RC11 において、印刷時の挙動を変更した事により CubePDF のメイン画面が複数個表示される可能性がありますが、これまでの形では、どの画面がどの印刷データに対応しているのか分かりづらいと言う問題がありました。そこで、CubePDF 1.0.0RC12 では、この問題を軽減するためにタイトルバーにドキュメント名を表示しています。

次に、「ページの向き」および「ポストプロセス」を「一般」タブに表示するように修正しました。また、「ポストプロセス」に関しては、初期設定でユーザによる任意のプログラムを実行できる形に修正しています。変換完了後に何らかのプログラムを実行したい場合は、「ポストプロセス」で「その他」を選択し、実行プログラムを指定して下さい。

また、「解像度」に関しては、これまでいくつかの値から選択する形となっていましたが、CubePDF 1.0.0RC12 では 72dpi ~ 6,000dpi の範囲で任意の値を設定できるように修正しました。ただし、特に画像ファイルの場合、解像度の値に応じてファイルサイズも大きくなりますので、あまり大きすぎる値には設定しないようご注意下さい。

尚、「フォントを埋め込む」機能に関しては、フォントを埋め込まない場合に(フォントがインストールされているにも関わらず)文字化けが発生すると言う不都合が発見されて以降、選択項目を無効(強制的に埋め込み)にしていましたが、残念ながら現時点ででは解決の見込みが立たない状況です。そのため、該当機能に関しては、いったん削除する事とします。将来的に、もし解決する見込みが立ちましたら、その段階で改めて機能追加と言う形で対応させて頂きますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

閲覧用パスワードに関する修正

パスワード設定

いくつかの問題から、CubePDF 1.0.0RC9 にて、管理用パスワードと閲覧用パスワードを共有できる条件に制限を設けました。しかし、この設定が分かりづらいと言うご指摘をいくつか頂いたため、CubePDF 1.0.0RC12 では、表示方法を変更しました。

重要

CubePDF 1.0.0RC12 以降も、管理用パスワードと閲覧用パスワードを共有した場合、各種操作の許可・禁止設定を行う事はできません。また、Adobe Acrobat 等の PDF 閲覧ソフトで確認した所、管理用パスワードと閲覧用パスワードを共有し、該当パスワードで PDF ファイルを開いた場合、(管理用パスワードで開いたと見なされるためか)設定したパスワードの変更・除去も含め、全ての操作が可能になるようです。管理用パスワードと閲覧用パスワードを共有する場合は、上記の事をよく理解した上で、ご利用頂くようお願いいたします。

表示言語の設定

表示言語の設定

CubePDF 1.0.0RC9 以降、メイン画面に関しては Windows の設定に応じて表示言語(日本語、または英語)を変更していましたが、CubePDF 1.0.0RC12 では、メイン画面の「その他」タブで表示言語を選択できるようになりました。また、表示言語の変更後に、「設定を保存」ボタンを押すと、次回起動以降は該当の言語で表示されるようになります。

PDF の文書プロパティに関する変更

文書プロパティの設定

最後に、CubePDF 1.0.0RC12 では、PDF の文書プロパティで、「変換ソフト」と「表示オプション」が設定できるようになりました。「変換ソフト(アプリケーション)」の欄は CubePDF 1.0.0RC11 まで「CubePDF」に固定していましたが、これを任意の文字列に変更できるようになります。ただし、利用しているライブラリの都合上、「PDF 変換」の欄は、これまで通り「iTextSharp」に固定されますので、その点はご了承下さい。